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肩こりや背中の張りには前鋸筋トレーニング |肩こりや腰痛などのない機能的な身体へ『LIFE FIT ライフフィット』|吹田 千里山

更新日:2021年5月18日

前鋸筋とは肩甲骨の内側から肋骨についている筋肉で、肩甲骨を回旋させたり前に押し出したりする筋肉です。特にボクサーに発達していることから、ボクサー筋とも言われています。




いわゆる肩こりの人は、腕の重さを僧帽筋上部繊維や肩甲挙筋にぶら下がる形で支えています。常に筋肉が緊張してしまうため、血流が悪くなり"コリ"という状態になってしまいます。



本来は僧帽筋上・中・下部繊維、そして前鋸筋で肩甲骨を安定させ、腕の重さを肩甲骨から胸郭に乗せることで、肩や首に負担がかかりにくくなっています。



普段から肩甲骨を正しい位置に保つ意識と同時に、肘を肩甲骨から少し引き延ばす意識をすると前鋸筋が入りやすくなるので、デスクワークや買い物袋を持つときに試してみてください。


肩甲骨がしっかり使えていると、重たい荷物を持っても首や肩のこりが強くなるのではなく、背中の筋肉痛になります。


しかし、筋力や筋持久力が低下している状態では、すぐに疲れて正しい位置からずれてしまうので、前鋸筋や僧帽筋上・中・下部繊維のトレーニングも必要となります。


簡単なトレーニングは腕立て伏せの姿勢になってもらい、腕は伸ばした状態で身体のみ上下に動かしてください。上下は天井方向と床方向です。肩甲骨に対して胸郭を下げて、上げる運動になります。上げる時に前鋸筋を使いますので、最大限胸郭を天井方向に持ち上げるようにしてください。


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