そもそもなぜ自転車で脚が太くなってしまうかというと、太ももの前面にある大腿四頭筋という筋肉を使いやすいからです。この筋肉は膝関節を伸ばす時に使う筋肉ですが、スポーツタイプの自転車ではなくママチャリのように身体が垂直になる自転車やサドルが低すぎると大腿四頭筋をよく使ってしまいます。
まずはサドルの高さを調整しましょう。自転車の横に立ち股関節の出っ張りあたりにサドルの高さを合わせます。子供を乗せたり、重たい荷物を運ぶ場合は、サドルが高すぎると止まる時などにバランスを崩しやすくなるので、乗り降りや何かあった時にすぐに足をつけるような高さに調整しましょう。
次に上半身を少し前傾させましょう。ほんの少しの前傾で大丈夫です。骨盤が少し前傾することでお尻の筋肉を使いやすくなります。またペダルに乗せている足ですが、つま先を乗せていると大腿四頭筋を使いやすくなるので、足の真ん中あたりにペダルが来るようにし、さらに踵で押し込むように意識をすると、お尻の筋肉をより使いやすくなります。
そして最後ですが、ペダルは踏むのではなく、引く意識をしましょう。ほとんどの方が、時計の文字盤の12時から6時へ反時計回りに押していると思いますが、6時から12時へ反時計回りに引くことを意識しましょう。引く時にはもも裏のハムストリングスという筋肉を使います。
引いている時に反対側の足は押していることになりますが、今まで10で押していたものが6や5にもなるので、その分楽になりますし、大腿四頭筋ばかり使うことがなくなりバランスよく使うことができ、美脚の効果があります。
自転車に乗っている方はすぐにできますので、ぜひやってみてください。
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