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X脚の原因について|姿勢・呼吸・歩き方改善を目指す『LIFE FIT ライフフィット』|吹田 千里山

執筆者の写真: 勝浦 聡勝浦 聡

更新日:2021年5月18日


X脚は、脚を閉じた時に左右の膝が当たっていて、くるぶしは当たっていない状態のことを言います。反対に左右の膝は当たっていなくて、くるぶしが当たっている状態の脚をO脚と言います。


X脚になる原因として、事故や怪我による靭帯や半月板の損傷ではない場合では、大きく2つのパターン考えられます。足部から崩れる上行性運動連鎖によるパターンと骨盤・股関節から崩れる下行性運動連鎖によるパターンです。


足部のアーチが崩れている扁平足などの状態では、すねの骨を内側に傾け、さらに内側に捻ることによってX脚になってしまいます。足部が原因の場合は、膝関節へのアプローチの前に足部へのアプローチをして改善をする必要があります。


骨盤が前傾している場合などは、股関節を内側に捻り、さらに太ももの骨を内側に傾けることによってX脚になってしまいます。骨盤が原因の場合も、膝関節へのアプローチの前に骨盤や股関節へのアプローチをして改善をする必要があります。


基本的に脚が全体的に内側に捻れていることは、どちらの場合も共通していますが、すねの骨と太ももの骨の捻れている程度を見ると、どちらの運動連鎖によって変形しているかを評価する事ができます。


また長い期間、力学的なストレスを関節が受けていると、膝関節自体も変形をしてしまいます。そうなると原因へのアプローチだけでなく、膝関節自体へのアプローチが必要になってきます。


膝関節の矯正とともに、太ももや股関節外側の筋肉をゆるめる(リリース)ことと、太ももの内側の筋肉を鍛える(トレーニング)が必要になります。


膝関節は膝関節自体に問題があることは少なく、足部や骨盤・股関節の影響を受けやすい関節です。正しい姿勢や正しい歩き方、階段の上り下りなど膝関節への力学的なストレスを軽減するための動作を習得する事が再発を防ぐために重要となります。





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