身体の正しい使い方の重要な考え方の一つとして、体幹から力を生み出すことが挙げられます。体幹から動き出すとも表現しますが、重心移動だけでなく手足を動かす時にもそれより先行して体幹を安定させるためにコアユニットが働きます
コアユニットとは腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋郡の4つから構成されます。
例えば画像のように、押す動作をする時には、体幹から手に力が伝達すると同時に体幹から足に力を伝達し、床から得た反力が体幹を通して手に伝わります。
床反力をうまく使うためにも、上半身の力を伝えるためにも、体幹が先行して反応して安定させることが重要となります。
体幹から力を生み出すためには、正しい姿勢を意識する必要がありますが、骨盤と胸郭の傾きと位置関係は最低限整えなければなりません。
普段から体幹が使えていないと、筋力や筋持久力も弱くなっていますので、プランクやクランチなどの体幹トレーニング、また動作で使うためにもファンクショナルトレーニングで強化する必要があります。
体幹トレーニングだけでなく、例えばショルダープレスをする時にも姿勢を意識することで、体幹を使うことができます。体幹が安定することで、肩の筋肉にも刺激が入りやすくなるので、様々なトレーニングで試してみてください。
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